大栄翔(左)が寄り切りで霧島に敗れる=エディオンアリーナ大阪
大相撲春場所4日目(12日、エディオンアリーナ大阪)関脇大栄翔(31)は2年前の春場所で優勝決定戦を闘った小結霧島(28)に屈し2敗目。「攻めたかったけど(相手に)出られてしまった。切り替えて、自分の相撲を取れるようにしたい」と前を向いた。霧島は3勝目を挙げた。
NHKでテレビ解説を務めた境川親方(62)=元小結両国=は霧島について「だいぶ以前の大関に上がった、上がるころの相撲とは若干違いがあっても、戻ってきていると思いますけどね。本人がどこまで欲を持ってもう1回大関に上がるか、そこだけじゃないですか」と指摘していた。
■境川 豪章(さかいがわ・ひであき)本名・小林秀昭。昭和37(1962)年7月30日生まれ。長崎市出身。日大相撲部から昭和60年春場所に幕下付け出しで初土俵。62年名古屋場所新小結。平成5年初場所前に現役引退し、年寄「中立」を襲名。10年5月に出羽海部屋から独立して部屋を設立。15年1月に年寄「境川」を襲名し、部屋名称も変更。大関豪栄道や関脇妙義龍らを育てた。