宇良に押し出された平戸海
NHK大相撲の公式Xは13日、春場所4日目(12日、エディオンアリーナ)の放送を振り返り、「春場所四日目解説境川親方(元小結両国)の部屋の平戸海はご当所力士の宇良との一番! 境川親方の愛のある厳しい解説と向正面解説中村親方(元関脇嘉風)の期待を込めた解説は」とNHKプラスでの見逃し配信を呼び掛けた。
平幕宇良(32)に押し出され、2勝2敗となった平戸海(24)の師匠・境川親方(62)=元小結両国=は、「突っ張っているといっても自分も頭からいってね、こういうところは若さと甘さが同居してるところなんですよ。結局、きのうなんかあんないい相撲取っててもね、(きょう)こんな相撲を取ってるようじゃ意味ないわけですよね。宇良の方がどっかに引きにくるだろうと考えながら上体を起こさないで我慢していますよね」と手厳しかった。
■境川 豪章(さかいがわ・ひであき)本名・小林秀昭。昭和37(1962)年7月30日生まれ。長崎市出身。日大相撲部から昭和60年春場所に幕下付け出しで初土俵。62年名古屋場所新小結。平成5年初場所前に現役引退し、年寄「中立」を襲名。10年5月に出羽海部屋から独立して部屋を設立。15年1月に年寄「境川」を襲名し、部屋名称も変更。大関豪栄道や関脇妙義龍らを育てた。