F1CEOのステファノ・ドメニカリは、契約を5年延長したことが発表された。
かつてフェラーリのチーム代表も務めたドメニカリ。彼はリバティ・メディアがF1を買収したあと、新体制を率いたチェイス・キャリーの後任として2021年からF1のCEOに就いた。
そんなドメニカリが、F1CEOとしてさらに5年間の契約延長することが発表された。これによりドメニカリCEOは2026年の新レギュレーション導入後の、少なくとも2029年までCEOを務めることになる。
ドメニカリCEOは、今回の発表に当たり次のようにコメントを寄せた。
「私が愛し、子供時代から人生の一部であったこの素晴らしいスポーツを引き続き率いて行けることを光栄に思うし、リバティ・メディアのチームからの信頼に感謝している」
「F1の関係者全員と共に、我々の全ての活動の心臓部であるファンの利益のために尽力し続けていくつもりだ」
「その情熱、エネルギーそしてアドレナリンが、私がF1へ全力を尽くすための日々の原動力になっている」
なおドメニカリCEOには、昨年発表されたリバティ・メディアのMotoGP買収後、そちらのシリーズへと転身するのではないかという噂話もあった。
ただFOMの情報筋は、そういった噂は的はずれなものだと示唆しており、リバティ・メディアがグレッグ・マフェイから、デレク・チャン新社長兼CEOとなったあとも、ドメニカリのポジションは固く見られていた。
sports-news.jpの調べでは、そのチャンCEOも現在の体制に満足しており、ドメニカリとそのチームに対して以前と同じように自由な活動を認めていると理解されている。
またチャンCEOは、FOMの声明の中で次のようにドメニカリ続投へコメントした。
「リバティを代表して彼とのパートナーシップに感謝している。さらにF1チームがファン、パートナーそして関係者のために成功を続けられるととても楽観視している」
2025年のF1は、3月14日にオーストラリアで開幕を迎える。