ポール・ジョージ、”タイトル獲得”専念のためポッドキャスト休止…ファン困惑

ポール・ジョージ、”タイトル獲得”専念のためポッドキャスト休止…ファン困惑

2月27日(現地時間26日、日付は以下同)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのポール・ジョージが自身のポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』の休止を発表した。元NBA選手のドワイト・ハワード(元オーランド・マジック他)をゲストに迎えた回で、ポールはファンに向けて次のようにコメントしている。

「このポッドキャストを聞いているファミリーのみんなに伝えることがある。今回のドワイトとのエピソードを最後に、ポッドキャストから暫く離れようと思っているんだ。身体と精神を正しい状態に整えて、チームがしっかりシーズンを終えて、チャンピオン争いに加われるようにしていきたい」

今シーズン開幕前にロサンゼルス・クリッパーズからシクサーズに加入したジョージは、ジョエル・エンビードやタイリース・マクシーとともにチームを牽引する存在として大きな期待がかかっていた。しかし、開幕後は指のケガが長期化した影響もあり、27日終了時点で57試合中38試合の出場に留まっている。

ジョージは今シーズン、平均16.2得点5.2リバウンド4.2アシストを記録。出場時間における得失点差を表すプラスマイナスの指標ではマイナス2.6をつけ、ルーキーシーズン以来のマイナスとなっている。また、シクサーズは現在9連敗を喫しており、戦績は20勝38敗と大きく負け越している。イースタン・カンファレンスの順位も12位であり、タイトル獲得はおろかプレーオフ進出さえ危ぶまれている。

シクサーズの戦況を踏まえた上でのジョージの決断やその理由について、特にSNS上ではファンから困惑の声や厳しい意見が寄せられている模様。現地メディア『Larry Brown Sports』では、「今シーズンは事実上もう終わってるのに、優勝を狙うって言ってる?」や「ポール・ジョージは自分の推しチームにいなければ、リーグで一番面白いやつ」といったファンの冷ややかなコメントが紹介されている。

一方、欠場が続く中でポッドキャストがコンスタントに配信されていたことに対する疑問も出ていたことも事実であり、現地メディア『ClutchPoints』では「今シーズンの出場試合数より配信されたエピソード数の方が多い」という批判も受けていただけに、ポッドキャストを休止する判断自体は間違っていないとも言えるだろう。ジョージはこれから、ファンの困惑や批判を黙らせる結果を残すことができるか。シクサーズのシーズン後半に注目したい。

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