【中山記念ほか予想】今週から阪神競馬が開幕! 有力馬の調教内容をチェック

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ソウルラッシュの仕上がりは?

先週のフェブラリーS。音無秀孝調教師にサンライズジパングの話を聞いていて「やっぱり、先生のことが好きだな」という気持ちになって、本命を打ったというところがあります。毎度こんなことをやっていたら、主観と客観のバランスは崩れてしまいますが、さすがに今回はこれで良かったと思っています。東京競馬場でも精一杯応援できましたしね。

今週はGIではありませんが、東西で8名の調教師の方が引退、勇退されます。さすがに今週は主観を入れて予想するレースはないのですが、取材でお世話になった先生には有終の美を飾って欲しいなと思う気持ちはあります。ファンの皆さんにも「あの時はお世話になったな」という馬を管理していた調教師がいれば、ぜひ応援の気持ちを馬券に表してみて欲しいなと思います。

【オーシャンS/ママコチャ】

休み明けは中間にCW追い切りも併用してくるというパターンになっているので、今回も2週前追い切りと1週前追い切りがCW単走。動きについては単走だけに分かりにくいところもありますが、時計的には前走阪神Cと同じような感じかなと思います。

最終追い切りは坂路で4F52.9秒。決して遅くない全体時計で、2F24.9秒の4F目12.3秒の最速ラップ。調教内容に関しては前走と同じような感じですから、あとはレース当日がこの時季にしては気温が高くなるとのこと。暖かくなってこその馬だけに、レース当日に気配がアップするかも知れません。

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【オーシャンS/ペアポルックス】

ここ5走を単純に分析すれば、1分7秒台の馬場なら好走、9秒以上の時計を要する馬場なら凡走。中山の開幕週がどちらに該当するか、よほどの雨でも降らないかぎりはこの馬の好走ゾーンの馬場になるはずです。

今回は1週前追い切りがCW。これは橘S2着時に経験しているので、決してマイナスではありませんし、時計的には素晴らしい動きだったといってよいと思います。そして、最終追い切りの坂路は4F51.6秒。これはまずまずとして、36.3秒、23.5秒、11.8秒という2F目以降が抜群。いくらハローが終了した直後の馬場状態であったとはいえ、この馬らしい活発な動きだったことは言うまでもありません。

【中山記念/ソウルラッシュ】

香港マイル以来のレースとなりますが、そのレースが12月8日。そして栗東での追い切り開始が1月26日ですから、休み明けといっても、あまりブランクを感じない日程での調整。しかも調教量も豊富に消化してきていますから、2月12日の2週前追い切りの時点で仕上がっているといってもよかったと思います。

それが、1週前追い切りのCWでは3F36.0秒、1F10.7秒。まさに併せた相手が止まっているんじゃないかと思うくらいの最後の直線の伸び。最終追い切りの坂路でも前半はゆったりでしたが、後半が2F24.1秒、12.0秒。ゴール前は弾けるような走りでした。負けた時に距離や斤量という可能性はあっても、調子に関しては疑いようのない好調だと思える調教内容です。

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【チューリップ賞/ビップデイジー】

阪神JF2着の実績はこのメンバーで最上位。これは間違いないと思いますが、初めての阪神競馬場、開幕週の馬場というところで、前走のような末脚を武器にした走りでどの着順になるかというところでしょう。

ただ、状態に関しては1週前追い切り、最終追い切りがともに坂路で2F24秒台。1週前追いの4F時計は阪神JFの時に比べると遅くなっていますが、2F時計が安定して速いという点に関しては仕上がりの良さが表れていると思います。調教内容から推測できる状態はそれなりに仕上がっていますから、本当に展開次第です。

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【チューリップ賞/マイエレメント】

 シンザン記念を除外されて、一旦、ノーザンファームしがらきへ放牧。このレースを目標に1月30日に栗東へ戻ってきました。普通なら自己条件を使いそうですが、それでもここまで待機。いかに素質の高さを評価されているか分かります。そして、それを感じることができたのが、CWでの1週前追い切り。

 ランフォーヴァウを追走しましたが、大外を回って、楽々と相手を交わしていって先着。1F11.2秒でも手応えが楽ですから、やはり相当の切れ味を持った馬だと思います。最終追い切りはCWで単走、6F85.5秒と時計は遅くなりましたが、順調に追い切りを消化。ここはあっさり重賞制覇という可能性があります。

◆注目の未勝利戦

・2/22 【プレデスティナーレ】(7人/3着) 将来有望調教該当<4頭>

 ダートデビューで惨敗していた2歳10月から芝に転戦して、少しずつ着順がまとまってきました。今回で2戦続けての3着。勝ち馬を含め、4頭中3頭が掲示板に載ったレースですし、レベルは高かったと思います。

◆開催おすすめの調教適性

<中山芝1200m>
◎最終追い切りがトラックウッドチップ馬場でラスト1F最速ラップ。
◎最終追い切りが坂路馬場で4F目最速ラップ
○調教タイプが馬ナリ平均

昨年のオーシャンSは最終追い切りが美Wで◎の馬ナリ平均併用が1着。2着はVSOPに該当していて、3着から5着までも調教タイプが馬ナリ平均。今年は開幕週の馬場で行われるだけに、調教タイプの重要度は増すかも知れません。

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