2018年9月2日

WPA公認第29回日本パラ陸上競技大会

ライバルを超えた兎澤、アジア新

999 | 障害者スポーツ専門情報サイト sports news

急激に成長を続け、アジア新を出した兎澤朋美

9月1・2日、WPA公認第29回日本パラ陸上競技大会が屋島レクザムフィールド(香川県・高松市)で行われ、アジア新3個、日本新15個と2日間合計で約5000人の観客の中、熱戦が繰り広げられた。

「(兎澤選手に負けて)死ぬほど悔しい!目標の4m30にも届かなかった」

今大会までアジア記録保持者だったT63(下肢障害)の前川楓(チームカイテキ)は試合後のインタビューで最初に言葉を発した。
大会初日、T63の走り幅跳びが行われ、兎澤朋美(日本体育大)は3回目の跳躍で前川が持つ4m05のアジア記録を2cm上回る4m07で今シーズン世界ランキング3位の記録を叩き出した。前川は4回目に4m06と自己ベストを出したが、届かなかった。

4m06と自己ベストを更新した前川楓

前川は今日の試合を振り返り、「今まで一番楽しい試合だった。兎澤選手の1cm差にどう超えていくかを考えた。ジャンプ自体は悪くなかったし、ファールの中でもいい感覚のものをあったので10月のアジアパラに向けて頑張りたい」と悔しいながらも前を向いていた。

一方、前川を破り優勝した兎澤は4m07と聞こえた瞬間について、「本当に嬉しかったです。今まで公式記録では3m91と4m超えたことがなく、今シーズンの目標にしていたことなので」と嬉しそうに語った。

「記録を抜かれるのは兎澤選手と思っていた。」と前川は語り、兎澤も「(前川選手に)追いつこうという気持ちが強かったが、やっと同じレベルになれた。」と話すようにお互いライバルの意識がより強くなった今大会。8月行われたヨーロッパ選手権で同じクラスのマルティナ・カイローニ(イタリア)が4m91を出し、世界ランキング1位と世界との差はまだある。しかし同世代として、そして、いいライバルとして切磋琢磨し、今後も記録を伸ばしてほしい。

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